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【中学受験国語】記述問題で点数を落とす人の共通点
国語2025.10.20
記述問題で「惜しい失点」をしていませんか?
具体例のコピペを卒業して得点力を上げる方法
「記述問題を一生懸命書いたのに、バツがついたり部分点しかもらえなかった……」
そんな経験はありませんか?実は、不合格答案の多くには、ある「共通した間違い」があります。
それは、本文の具体例をそのまま書き写してしまうことです。
1. なぜ「そのまま抜き出し」では点数がもらえないのか?
多くの生徒は、「本文に書いてあることを書けば正解になる」と考えがちです。しかし、国語の記述問題(特に論説文や説明文)で求められているのは、筆者の言いたいことを「自分の言葉」でまとめる力です。
例えば、文章の中に「犬が尻尾を激しく振っている」という描写があったとしましょう。
そこで「犬はどういう様子ですか?」と聞かれた際、そのまま「犬が尻尾を激しく振っている様子」と答えても、採点者からは「それは単なる事実の抜き出しであって、意味を理解していることにはならない」と判断されてしまいます。
2. 正解への鍵は「具体」から「抽象」へのジャンプ
記述問題で高得点を取るためには、具体例の奥に隠された「本当のメッセージ」を読み取る必要があります。これを専門用語で「抽象化」と呼びます。
先ほどの犬の例で考えてみましょう。筆者が「犬が尻尾を振っている」という例を出して本当に伝えたかったことは何でしょうか?
- 「犬が喜びを全身で表現している様子」
- 「人間に対して友好的な態度を示している様子」
このように、具体的な「動き(尻尾を振る)」から、その裏にある「意味や感情(喜び・友好)」へと一段階上の言葉に変換する作業。これこそが記述問題の正体なのです。
3. 日常生活で「抽象化する力」を鍛える3つの習慣
この力は、机の上だけで身につくものではありません。普段の何気ない会話の中で、以下のような言葉を使ってみるだけで、記述力はぐんぐん伸びていきます。
親子でできる「記述力アップ」の会話術
- 「つまり、どういうこと?」と聞き直す
お子さんが長い話をしたときに「要するに、〇〇っていうことかな?」と短くまとめてあげたり、逆にまとめさせたりしてみましょう。 - 「今のを違う言葉で言うと?」とゲーム感覚で聞く
「楽しい」以外の言葉で今の気持ちを言わせてみるなど、表現の幅を広げる練習です。 - 「このお話の教訓は何?」と考えてみる
読んだ本や見たアニメに対して、「このお話が一番伝えたかった一言」を考える習慣をつけましょう。
4. まとめ:答案を書く前に一歩立ち止まろう
記述問題で点数を取るための最短ルートは、「具体例はそのまま書かない」というルールを心に刻むことです。
記述力アップのチェックポイント
- 本文の言葉をただ写していないか?
- 「これって結局、何を言いたいの?」と自分に問いかけたか?
- 一段階上の「まとめの言葉」に変換できているか?
次のテストでは、鉛筆を動かす前に3秒だけ立ち止まって、「筆者がこの例を使って、読者に伝えたかった本当の意味」を考えてみてください。その一工夫が、あなたの答案を劇的に変え、合格への道を大きく引き寄せるはずです!
✨ 「具体」から「抽象」へ。知的な答案作りを始めましょう!