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【中学受験国語】国語が苦手なお子様へ。まず試してほしい3つのシンプルな方法

国語

2025.12.16

【中学受験国語】国語が苦手なお子様へ。まず試してほしい3つのシンプルな方法

国語が苦手なお子様へ。まず試してほしい3つのシンプルな方法

「うちの子、国語が苦手で…」というお悩みをよく耳にします。読書をさせても、問題集を解かせても、なかなか成績が上がらない。そんなとき、多くの保護者の方は「読書量が足りない」「国語のセンスがない」と考えがちです。

でも、実は国語力を上げるために最初にやるべきことは、もっとシンプルです。

まず試してほしい3つのこと

国語が苦手なお子様には、まず以下の3つだけを意識して文章を読んでもらってください。

①接続詞を○で囲む

「しかし」「だから」「また」「つまり」などの接続詞を見つけたら、鉛筆で丸をつけていきます。

接続詞は文章の流れを示す道しるべです。「しかし」があれば話が逆転し、「だから」があれば結論が来る。この目印を可視化するだけで、文章の展開が驚くほど分かりやすくなります。

最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れてくると自然と接続詞に目が行くようになり、文章の構造が見えてくるようになります。

②指示語の内容を把握する

「これ」「それ」「この点」「そのような」といった指示語が出てきたら、必ず「何を指しているのか」を確認します。

国語が苦手な子の多くは、指示語を読み飛ばしてしまいます。でも、指示語は前の内容を受けて話を進める重要な要素。ここを曖昧にすると、文章全体の理解が崩れてしまうのです。

「これって何のこと?」と一度立ち止まって考える。たったこれだけで、文章の繋がりがクリアになります。線を引いて前の部分と結びつけるのも効果的です。

③対比はしっかりつかむ

「AとBの違い」「昔と今」「一方で」など、2つのものを比較している箇所は要注意です。

対比は文章の骨格を作る重要なポイント。特に説明文や論説文では、筆者の主張を際立たせるために対比が使われることが多いのです。

対比が出てきたら、何と何が比べられているのか、どこが違うのかを意識して読む。余裕があれば、対比される2つの要素に別の記号(△と□など)をつけて視覚的に区別すると、さらに分かりやすくなります。

これだけで本当に変わるの?

はい、変わります。なぜなら、これらは「文章の構造を可視化する」作業だからです。

国語が苦手な子の多くは、文字を目で追ってはいるものの、文章の構造を理解できていません。どこが重要で、どこが補足なのか。話がどう展開しているのか。それが見えていないのです。

接続詞に印をつけ、指示語の内容を確認し、対比を意識する。この3つを実践するだけで、文章が「見える」ようになります

「読書量」や「センス」の前にやるべきこと

もちろん、読書は大切です。たくさんの本を読むことで語彙力や背景知識は増えていきます。

でも、文章の読み方を知らないまま、ただ量を増やしても効果は限定的です。野球でいえば、フォームを習わずにひたすら素振りをしているようなもの。

まずは正しい読み方、つまり「文章の構造を見る方法」を身につける。その上で読書量を増やせば、相乗効果で国語力は飛躍的に向上します。

今日から始められる具体的な方法

この3つのテクニックは、特別な教材がなくても今日から始められます。

  • 教科書の音読で実践してみる
  • 宿題のプリントに実際に○や線を書き込む
  • 過去問や問題集で意識的に探してみる

最初は親御さんが一緒に「ここに『しかし』があるね」「この『それ』は何を指してる?」と声をかけながら進めるのも効果的です。

まとめ:国語は「才能」ではなく「技術」

国語力は生まれ持ったセンスではありません。文章の読み方という「技術」なのです。

お子様が国語に苦手意識を持っているなら、まずはこの3つから始めてみてください:

  1. 接続詞を○で囲む
  2. 指示語の内容を把握する
  3. 対比はしっかりつかむ

シンプルですが、確実に効果があります。文章の構造が見えるようになれば、国語はもっと楽しく、もっと得意になるはずです。


小島一浩

小島 一浩Kojima Kazuhiro

早稲田大学法学部を卒業後、塾講師としての道を歩みはじめ、市進学院やサピックスにて中学受験指導に携わってきました。講師歴は20年以上にわたり、御三家をはじめとする最難関校から中堅校まで、幅広いレベルの受験生を指導しております。

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