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芝浦工業大学附属中学校 入試国語の出題傾向分析
入試傾向2025.11.02
芝浦工業大学附属中学校 国語入試の出題傾向と対策を徹底分析
東京都江東区豊洲にある理工系教育で有名な共学校、芝浦工業大学附属中学校。2021年に共学化し、STEAM教育とグローバル教育に力を入れた先進的な教育で注目を集めています。
この記事では、芝浦工業大学附属中学校の国語入試の出題傾向を詳しく分析し、合格のための具体的な対策をご紹介します。
芝浦工業大学附属中学校 国語の基本情報
試験概要(2025年度入試まで)
- 試験時間:60分
- 配点:120点満点
- 大問数:6題
- 入試科目:国語・算数・理科の3科目(社会なし)
2026年度入試からの変更点
重要:2026年度入試から4教科入試に変更されます。社会が追加され、国語・算数・理科の試験時間と配点も変更される予定です。最新情報は学校公式サイトでご確認ください。
出題構成
- 大問1:リスニング問題(聞いて解く問題)
- 大問2〜4:読解文(物語文・説明文・韻文など)
- 大問5〜6:知識問題(漢字・語句・文法など)
最大の特徴①:リスニング問題
芝浦工業大学附属中学校の国語で最も特徴的なのが、大問1で必ず出題されるリスニング問題です。
リスニング問題の形式
- 放送回数:1回のみ
- 解答時間:放送終了後、基本的に1分程度
- メモ:許可されている
- 問題形式:短めの文章と内容に関する選択肢問題
なぜリスニング問題が難しいのか
- 放送は1回のみ:聞き逃したら終わり。高い集中力が必要
- 解答時間が短い:放送終了後、わずか1分程度で解答しなければならない
- メモ取りの技術:聞きながら重要な情報を素早くメモする必要がある
- 情報の整理力:聞いた情報を瞬時に整理し、選択肢と照合する力が求められる
リスニング問題の対策
学校の先生が推奨する練習方法:
「小学4年生の問題集にある、短めの文章と内容に関する選択肢を保護者が読み上げて解かせる練習」が効果的です。
具体的な練習方法
- 過去問の活用:芝浦工大附属の過去問のリスニング問題を繰り返し練習
- 保護者による問題作成:問題集の基本〜標準レベルの問題文を読み上げる
- メモ取りの練習:聞きながら重要なポイント(数字、固有名詞、接続詞など)をメモする訓練
- 時間制限の徹底:放送終了後1分で解答する練習
メモ取りのコツ
- 数字や固有名詞は必ずメモする
- 「しかし」「だから」などの接続詞に注目
- 話の流れ(原因→結果など)を矢印で示す
- 全文を書こうとせず、キーワードのみをメモ
最大の特徴②:韻文(詩・短歌・俳句)の出題
芝浦工業大学附属中学校の読解で特徴的なのが、詩・短歌・俳句といった韻文の出題です。
韻文出題の傾向
- 物語文や説明文に加えて、韻文が大問として出題される
- 想像力と創造力を問うような記述問題が出題される
- 表現技法(比喩、擬人法、体言止めなど)の理解が求められる
韻文を出題する学校は限られている
詩・短歌・俳句などの韻文を出題する学校は決まっており、以下のような学校が挙げられます:
- 筑波大学附属駒場中学校
- 青山学院中等部
- 芝浦工業大学附属中学校
- 大妻中学校
- 共立女子中学校
- 明治学院中学校
そのため、塾でもあまり時間を割いて教えられない分野です。しっかり対策しておくことで、他の受験生と差をつけられます。
韻文対策のポイント
①表現技法を覚える
- 倒置法:語順を逆にして強調する
- 比喩法:直喩(〜のような)と隠喩(〜だ)
- 擬人法:人間以外のものを人間のように表現
- 反復法:同じ言葉を繰り返して強調
- 対句法:似た表現を並べて対比
- 体言止め:名詞で文を終える
②短歌・俳句の基礎知識
短歌:5・7・5・7・7の31音
- 初句・二句・三句・四句・結句
- 上の句(5・7・5)と下の句(7・7)
- 句切れ(意味の切れ目)に注目
俳句:5・7・5の17音
- 季語が入っている
- 句切れに注目
③おすすめの問題集
- 「ウイニングステップ小学4年生 物語と詩」(日能研ブックス)
- 芝浦工大附属、筑駒、青学中等部などの過去問
文章の難易度と特徴
文章は標準的
国語で出題される文章は、それほど難解なものではありません。
- 文章の文字数はそれほどボリュームが多くない
- ひねっていない問題が多い
- 基本的な読解力があれば対応できる
設問形式の特徴
全体として、記述・選択・穴埋めなどバラエティに富んだ出題です。
- 選択肢問題:標準的な難度
- 記述問題:想像力や創造力を問う問題もある
- 抜き出し問題:本文から該当箇所を探す
- 穴埋め問題:語句や接続詞を補う
知識問題の対策
出題範囲
大問5〜6では、以下のような知識問題が出題されます:
- 漢字:読み・書き
- 語句:四字熟語、慣用句、ことわざ
- 文法:品詞、敬語など
対策のポイント
- 毎日コツコツ:漢字は毎日5〜10個ずつ確実に覚える
- 正確な字形:「トメ・ハネ・はらい」を意識する
- 文脈での理解:語句は例文とともに覚える
理工系の学校だからこそ求められる国語力
芝浦工業大学附属中学校は理工系の学校ですが、言語運用能力も相当程度必要な学校です。
なぜ理工系の学校で国語が重要なのか
- 探究学習:自分の考えを論理的に表現する力が必要
- プレゼンテーション:研究成果を分かりやすく伝える力
- レポート作成:実験結果を文章でまとめる力
- グローバル教育:多様な文化や価値観を理解する読解力
午後の特色入試「言語技術と探究」
2月2日午後には、「言語技術と探究」という独特の入試も実施されています。
この入試では:
- 論理的思考力、分析力、発想力、表現力、探究力を総合的に問う
- 与えられた資料を分析し、自分の考えを説明する
- 答えが一つに定まらない問いに対して、文章で説明する
このような入試があることからも、芝浦工大附属が求める国語力の高さが分かります。
時間配分の戦略
60分という試験時間で、リスニングを含む6つの大問を解く。計画的な時間配分が必要です。
推奨される時間配分
- 大問1(リスニング):5〜8分(放送時間含む)
- 大問5〜6(知識問題):5〜7分
- 大問2〜4(読解問題):40〜45分
- 見直し:2〜3分
解答順序の戦略
パターン①:前から順番に解く(推奨)
大問1→大問2→…の順で解く、最もオーソドックスな方法です。
メリット:
- 問題の流れに沿って解けるので、混乱しにくい
- リスニングで頭を使った後、読解問題に集中できる
パターン②:知識問題を先に解く
大問1(リスニング)→大問5〜6(知識)→大問2〜4(読解)の順です。
メリット:
- 確実に得点できる知識問題を早めに片付けられる
- 時間切れで知識問題が白紙になるリスクを避けられる
記述問題の特徴と対策
記述問題の傾向
芝浦工大附属の記述問題は:
- 字数は30〜80字程度が中心
- 内容説明が多い
- 韻文では、想像力や創造力を問う記述もある
記述問題攻略法
- 該当箇所を本文から探す:いきなり書き始めない
- キーワードを拾う:使うべき重要な言葉を本文から抜き出す
- 主語・述語を明確に:「誰が」「何を」「どうした」を意識
- 字数の8割以上を埋める:極端に短いと減点のリスク
過去問演習の進め方
いつから始めるべきか
芝浦工大附属を志望するなら、夏休み明けの9月から過去問演習を開始することをおすすめします。
特にリスニング問題と韻文の問題は、形式に慣れるのに時間がかかります。
何年分解くべきか
最低5年分、できれば7年分を解きましょう。
過去問の効果的な使い方
- 本番と同じ時間で解く:60分を計り、緊張感を持って取り組む
- リスニング問題は必ず音声で:自分で読むのではなく、保護者に読んでもらう
- メモ取りの練習:リスニング中のメモの取り方を工夫する
- 韻文問題を重点的に:詩・短歌・俳句の読み方をマスター
- 記述問題は添削を受ける:先生や家庭教師に見てもらう
日頃の学習で意識すべきこと
読書習慣の重要性
文章が難しいと感じる場合の対策:
- 要約練習:読んだ文章を50字程度で書く
- 毎日の読書:少しの時間でも良いので継続する
- 音読:声に出して読むことで理解が深まる
日記で記述力を鍛える
日記を書いて文章を書く練習をすることも大切です。保護者が添削すると良いでしょう。
リスニング力の養成
- ニュースや物語の朗読を聞く習慣をつける
- 聞きながらメモを取る練習
- 聞いた内容を要約して話す練習
他校の過去問も活用しよう
芝浦工大附属と傾向が似ている学校の過去問を活用することも有効です。
リスニング問題の練習に
リスニング問題を出題する学校は少ないため、過去問が貴重です。過去問を繰り返し解くことが最も効果的な対策です。
韻文の練習に最適な学校
- 東京都市大学附属中学校:詩や俳句が出題される
- 青山学院中等部:韻文の出題が多い
- 筑波大学附属駒場中学校:高度な韻文問題
合格点を取るための得点戦略
目標点の内訳
合格目標の80点(約67%)を取るための理想的な配点は:
- リスニング:7割以上
- 知識問題:8割以上(確実に得点すべき)
- 読解問題:7割以上
確実に得点すべき問題
- 知識問題:ここで取りこぼすと致命的
- 抜き出し問題:本文から探せば必ず答えがある
- 選択肢の明らかな誤り:基本的な読解力で消去できる
差がつく問題
- リスニング問題:ここが最大の勝負どころ
- 韻文の記述問題:想像力と創造力が試される
- 読解の記述問題:丁寧に書けば部分点がもらえる
やってはいけないこと
- リスニング中に集中力を切らす:放送は1回のみ。聞き逃したら終わり
- 韻文を完全に無視:対策していないと全く解けない
- 記述問題を白紙で出す:何か書けば部分点の可能性がある
- 知識問題を後回しにする:時間切れで確実な得点を逃すリスク
まとめ:芝浦工業大学附属中学校国語攻略のポイント
芝浦工業大学附属中学校の国語入試を攻略するには、以下の7つのポイントを押さえましょう:
- リスニング問題対策が最優先:保護者の協力を得て、聞いて解く練習を繰り返す
- 韻文(詩・短歌・俳句)に慣れる:表現技法を覚え、想像力を働かせて読む
- メモ取りの技術を磨く:リスニング中にキーワードを素早くメモする
- 知識問題で確実に得点:漢字・語句は日々コツコツと積み重ねる
- 記述力を養う:日記を書くなど、日常的に文章を書く習慣をつける
- 読書習慣を確立:要約練習や音読で読解力を高める
- 過去問でリスニング形式に慣れる:放送1回、解答時間1分という制約に対応
芝浦工業大学附属中学校の国語は、リスニングと韻文という独特の出題が特徴です。これらは他の難関校ではあまり見られない形式のため、早めに対策を始めることが重要です。
理工系の学校だからといって国語を軽視せず、むしろ言語運用能力を重視する学校であることを理解して、しっかりと対策しましょう。
2026年度から4教科入試に変更されるため、最新情報を必ず学校公式サイトで確認してください。
日々の学習の積み重ねと、的確な過去問演習で、ぜひ芝浦工業大学附属中学校合格を勝ち取ってください!