「その線、なんで引いたの?」に答えられない子が急増中!
国語の読解力を伸ばす「たった一つの魔法の習慣」
中学受験の国語、お子さんのテスト用紙を見てみてください。
文章のあちこちに線が引いてあるのに、肝心の設問はバツばかり……。「ちゃんと読んでるの?」と聞きたくなることもありますよね。
実は、多くの子どもたちが「なんとなく大事そう」という感覚だけで線を引いています。
でも、これこそが「国語の成績が安定しない」最大の原因なのです。
1. 「感覚」で解くと、同じ失敗を繰り返してしまう
算数なら「公式を間違えた」「計算ミスをした」と原因がすぐわかります。
しかし、国語を「感覚」で解いている子は、なぜ間違えたのか自分でもわかりません。
「昨日はいけたのに、今日は解けない……」
これでは、いくら問題を解いても改善のヒントが見つかりません。
大切なのは、「なぜそこに注目したのか」を自分の言葉で説明できるようにする(=言語化する)ことです。これができると、国語の学習にも「次はこうしよう!」という改善のサイクルが生まれます。
2. 子どもが「理由」を説明しやすくなる4つの魔法
いきなり「理由を言って」と言われても、子どもは困ってしまいます。まずは、以下の4つのどれかに当てはまるか、ゲーム感覚で選ばせてあげてください。
「つまり」「しかし」「〜ではないでしょうか」といった、筆者の強い気持ちが隠れている言葉。
急に顔が赤くなったり、うつむいたり、雨が降り出したり……。「心」が動いたヒントがある場所。
「まるで〜のよう」という言葉が出てきたら、それが「実際には何を指しているのか」が書かれている場所。
「昔と今」「自分と他人」「プラスとマイナス」など、何かが入れ替わっている場所。
3. 「見落とし」に気づけたとき、読解力は一気に伸びる
たとえば、対比(くらべているサイン)の線を引いたときに、片方の「昔」だけ引いて、「今」を見落としていたとします。
「あ!『今』のほうを引き忘れてた。だから間違えたんだ!」
この気づきこそが、読解力向上の瞬間です。自分のミスのクセが言葉になると、次のテストでは自然とそこを注意して読めるようになるからです。
お家でのアドバイスのコツ
今日から、お子さんが線を引いている場所を一箇所だけ指さして、こう聞いてみてください。
「これ、さっきの4つのうちのどれかな?」
正解かどうかは二の次で構いません。「理由を考えるクセ」がつくことで、お子さんの読む力は、驚くほど安定していきますよ!