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【中学受験国語】捉えづらい心象表現に注目!見逃さないように・・・
国語2025.07.01

分かりづらい心象表現が頻出!
物語文において、登場人物の心情がストレートに表現されず、自然現象や物の描写を通して間接的に表現されることがよくあります。
「うれしい」「悲しい」などといった気持ちことばを使わず、かつ微妙で複雑な心情を表現する。これは作家さんの腕の見せどころでもあります。
しかし、この間接的な心情表現を捉えるのが苦手なお子様も多いです。ついつい見逃してしまう訳ですね。
例えば天候だけでもこのようなものがあります。
◆雨・雪
- 悲しみ、憂鬱、孤独感
- 涙を象徴することも多い
- 例:「窓を打つ雨音が心に響いた」
◆晴天・陽光
- 希望、喜び、明るい気持ち
- 新しい出発や前向きな気持ち
- 例:「雲間から差し込む光が頬を照らした」
◆風
- 変化の予感、不安、動揺
- さわやかな風=爽快感、安らぎ
- 激しい風=混乱、不安
上記のように、天候でこれだけの心情が表現されています。
天候だけではなく、色や音も登場人物の心情を表現することがありますので注意が必要。
本文中に出てきた何気ない変化に注目し、登場人物の心情を捉えるようにしましょう。
物語文の読解について何かございましたら、いつでもお問合せくださいませ。