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サピックスの春期講習テキスト「いぼ」を読んで改めて思うこと

国語

2025.07.20

サピックスの春期講習テキスト「いぼ」を読んで改めて思うこと

先日5年生のサピックス生の生徒様の指導で、春期講習のテキスト「いぼ」を取り扱いました。
この物語、読むたびに思いますが、本当に元気づけられます。年を取れば取るほど(笑)

文中で出てくる比喩も、生徒様に考えさせるのにはうってつけの表現。「はねとばされた子ねこのような顔をして」「たましいのぬけたような顔をして」などなど、秀逸な表現が多数。読んでいてしびれます。

また、登場人物の気持ちも比較的追いやすい文章です。5年生になりたての生徒様にとっても無理のない内容となっていると思われます。

そして何より、ストーリーが良い。

最後のあたりで、「おれたちは、そんなかなしみになんべんあおうと、へいきな顔をしてとおりこしていけばいいんだ。」という一文が出てきますが、ここにもう、猛烈に感動いたします。本当にその通りだよなぁと。春期講習の一発目に良い作品をもってくるサピックス、さすがだなと(笑)。本当に大好きな作品です。

受験生活でつらいことがあっても、へいきな顔をしてとおりこしていければいいですね。

何かありましたら、いつでもお問合せくださいませ。

小島一浩

小島 一浩Kojima Kazuhiro

早稲田大学法学部を卒業後、塾講師としての道を歩みはじめ、市進学院やサピックスにて中学受験指導に携わってきました。講師歴は20年以上にわたり、御三家をはじめとする最難関校から中堅校まで、幅広いレベルの受験生を指導しております。

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