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夏期講習の効果を最大化する復習のポイント
その他2025.08.01

大事な時期と言われる夏・・・どう過ごすか?
夏期講習の季節がやってきました。多くのご家庭で、お子さんが連日塾に通い、集中的に学習に取り組んでいることと思います。
しかし、ただ授業を受けるだけでは、せっかくの夏期講習の効果は半減してしまいます。授業で学んだ内容を確実に身につけるためには、家庭での復習が何より重要なのです。
まずは授業の内容を把握しよう
効果的な声かけ
お子さんが塾から帰ってきたら、まずはこんな質問をしてみてください:
「今日は塾でどんなことやったの?」
この何気ない質問が、実は学習効果を大きく左右します。授業内容を言葉で説明することで、お子さんの中で学習内容が整理され、記憶の定着が促進されます。
学習環境への配慮も大切
「塾楽しかった?」
この質問も忘れずに。塾での学習が楽しいと感じられることは、継続的な学習意欲の維持に欠かせません。特に長期間にわたる夏期講習では、モチベーションの管理が成功の鍵を握ります。
具体的な復習方法
1. 授業で扱った文章をもう一度読み直す
国語の場合、授業で扱った文章の再読は非常に効果的です。
復習のポイント:
- 授業で先生が指摘したポイントを意識しながら読む
- 分からなかった言葉や表現を辞書で調べ直す
- 文章の構造や要点を改めて整理する
- 音読も取り入れて、文章のリズムを体で覚える
2. 記述問題のやり直し
記述問題は、一度解いただけでは力がつきません。
効果的なやり直し方法:
- 授業での解説を参考に、自分の答案を見直す
- 模範解答と自分の答案を比較し、不足している要素を把握する
- 同じ問題をもう一度解いてみる
- 似たような問題があれば、応用として取り組む
できればですが、記述の見直しは保護者様もしていただけるとより効果的です。お子様ご自身の見直しだと、どうしても甘くなりがちですので・・・よろしくお願いいたします。
3. 漢字テストの直し
漢字は繰り返し学習が基本です。
復習の手順:
- 間違えた漢字を正しく書けるまで練習する
- 読み方、意味もセットで覚える
- 例文を作って使い方を確認する
- 翌日、翌週にもう一度テストして定着を確認する
復習を継続するためのコツ
1. 無理のないスケジュールを立てる
夏期講習中は授業だけでも疲れるため、復習は無理のない範囲で計画しましょう。
おすすめのタイムスケジュール:
- 塾から帰宅後30分:休憩・軽食
- その後30-60分:その日の復習
- 夕食後:翌日の準備
2. 復習の優先順位をつける
すべてを完璧にやろうとすると挫折しがちです。
優先順位の例:
- 間違えた問題の直し
- 重要ポイントの確認
- 宿題の完成
- 発展問題への挑戦
3. 達成感を感じられる工夫
- 復習が終わったらチェックリストにチェック
- 週末に一週間の振り返りをする
- 小さな成長を褒めて認める
体調管理の重要性
夏期講習期間中は、学習面だけでなく体調管理も重要です。
基本的な生活リズムを守る
- 規則正しい睡眠時間の確保
- 栄養バランスの取れた食事
- 適度な休憩と水分補給
熱中症対策
- 室内の温度・湿度管理
- こまめな水分補給
- 疲労を感じたら無理をしない
保護者の皆様へ
お子さんの夏期講習での頑張りを支えるために、保護者の皆様にもできることがたくさんあります。
環境づくり
- 集中できる学習環境の提供
- 適切な室温・照明の管理
- 学習に必要な教材の整理
精神的なサポート
- 頑張りを認めて褒める
- 困ったときは一緒に考える
- 適度な息抜きの時間も大切にする
まとめ
せっかくの夏期講習を無駄にしないためには、授業を受けることと同じくらい、家庭での復習が重要です。
授業内容の確認から具体的な復習方法まで、今回ご紹介したポイントを参考に、お子さんなりの復習スタイルを見つけてください。
暑い夏ですが、体調管理に注意しながら、充実した学習期間にしていきましょう。この夏の努力が、秋以降の学力向上につながることを確信しています。
頑張る全ての受験生と保護者の皆様を応援しています!
何かありましたら、いつでもお問合せくださいませ。