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【中学受験国語】国語が苦手な生徒がまず取り組むべきこと

国語

2025.09.07

【中学受験国語】国語が苦手な生徒がまず取り組むべきこと

国語が苦手な生徒がまず取り組むべきこと

基礎から始める読解力向上のロードマップ
📖「国語ができない」「文章問題が全然わからない」そんな悩みを抱える生徒や保護者の方は多いのではないでしょうか。国語力の向上は一朝一夕にはいきませんが、正しいアプローチで着実に力をつけることができます。今回は、国語が苦手な生徒が最初に取り組むべき重要なポイントをお伝えします。
🤔国語が苦手な生徒、まず何から始める?

答え:
💪「読む力」の基礎固め

⚠️絶対にやってはいけないこと
絶対NG
読まずに解く

多くの生徒が陥りがちな間違いです。文章をしっかり読まずに、なんとなく問題を解こうとしてしまいます。これでは国語力は絶対に向上しません。

🎯読解の基本要素を押さえよう
📚物語文の3要素
🎭
場面
👥
人物
💭
心情

物語文を読むときは、この3つの要素を常に意識しながら読み進めましょう。

📝説明文の2要素
💡
話題

主張

説明文では、「何について述べているか」と「筆者は何を言いたいか」を把握することが重要です。

🔥これは受験までずーっと言い続ける指導の軸です!
📋実践的な読解のコツ
1
物語文攻略法
登場人物の関係性と感情の変化を追いかけながら読みます。「誰が」「いつ」「どこで」「どんな気持ちで」行動しているかを常に意識しましょう。
2
説明文攻略法
段落ごとに「この段落で何を説明しているか」を一言でまとめる習慣をつけます。全体を通して筆者の主張を見つけることが目標です。
3
読み返しの重要性
一度読んで理解できなくても大丈夫。重要な部分は何度も読み返して、理解を深めていきましょう。
4
音読の活用
声に出して読むことで、文章のリズムや構造が理解しやすくなります。特に苦手な生徒には音読をお勧めします。

読解力は国語のすべての分野の土台となる最重要スキルです

👨‍🏫指導者・保護者の方へのアドバイス

✅ 継続的な指導のポイント

これらの要素は一度教えれば終わりではありません。問題を解くたびに「場面・人物・心情は分かった?」「話題と主張は何?」と確認し続けることが重要です。

✅ 段階的なアプローチ

最初は簡単な文章から始めて、徐々に難易度を上げていきます。急に難しい文章に挑戦しても挫折してしまう可能性があります。

✅ 褒めて伸ばす

小さな理解でも見逃さず褒めることで、読解への興味と自信を育てていきましょう。

📈読解力向上のステップ

Step1
基本要素の理解(物語文3要素・説明文2要素)
Step2
短い文章での要素特定の練習
Step3
長文での読解練習と問題演習
Step4
応用問題への挑戦と解法テクニック習得

📝具体的な練習方法

📚 物語文練習

  • 登場人物リストを作成
  • 場面の変化をメモ
  • 心情の変化を追跡
  • クライマックスを特定

📝 説明文練習

  • 話題をタイトルで表現
  • 段落ごとの要約作成
  • 筆者の主張を一文で
  • 根拠と結論の関係把握

🌟まとめ

国語力向上の第一歩は「読む力」の基礎固めです。物語文の3要素(場面・人物・心情)と説明文の2要素(話題・主張)を常に意識して読む習慣をつけることが、すべての国語問題攻略の出発点となります。

この基本姿勢を受験まで一貫して維持することで、確実に国語力は向上していきます。焦らず、着実に力をつけていきましょう。

小島一浩

小島 一浩Kojima Kazuhiro

早稲田大学法学部を卒業後、塾講師としての道を歩みはじめ、市進学院やサピックスにて中学受験指導に携わってきました。講師歴は20年以上にわたり、御三家をはじめとする最難関校から中堅校まで、幅広いレベルの受験生を指導しております。

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