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【中学受験国語】選択肢攻略の鉄則:視点を変えるだけで正答率UP

国語

2025.09.22

【中学受験国語】選択肢攻略の鉄則:視点を変えるだけで正答率UP

突然ですが、選択肢問題に苦戦していませんか?実は、多くの受験生が陥りがちな「間違ったアプローチ」があります。今回は、視点を変えるだけで劇的に正答率が向上する選択肢攻略法をお教えします。

❌「どれが正解?」→ ⭕「どこが間違い?」
この視点転換が成功への第一歩!

なぜ視点転換が重要なのか?

❌ 従来のアプローチ

「正解はどれかな?」と探す
→ 曖昧な判断で迷いが生じる
→ 時間をかけても確信が持てない

⭕ 効果的なアプローチ

「明らかに間違いはどれ?」で絞り込む
→ 確実に除外できる選択肢を特定
→ 残った選択肢から冷静に判断

人間の脳は「正しいもの」を探すより、「明らかに間違っているもの」を見つける方が得意です。この特性を活かすことで、選択肢問題の正答率を大幅に向上させることができます。

実践!4つの鉄則

1
違和感あったら即マーク
「なんとなくおかしい」という直感を大切に。その選択肢にマークをつけて後で重点的にチェックしましょう。直感は意外と正確です。

2
全体評価より部分チェック
選択肢全体の印象で判断せず、一つひとつの要素を細かく検証。「この部分は正しいけど、あの部分は怪しい」という分析的な思考が重要です。

3
1箇所でもズレてたら除外
選択肢の一部でも明らかに間違っていれば、その選択肢は除外。完璧主義的なアプローチで、妥協のない判断を心がけましょう。

4
スラッシュで選択肢を分割
長い選択肢は「/」で区切って考える。「前半は正しい / 後半は疑問」のように分けることで、どこに問題があるかが明確になります。

具体的な実践例

📝 例題:「次のうち正しいものを選びなさい」

選択肢A: 「日本の首都は東京で、面積は日本で一番広い」

スラッシュ分割:
「日本の首都は東京で / 面積は日本で一番広い」

部分チェック:
✅ 前半:正しい
❌ 後半:間違い(一番広いのは北海道)

結論: 1箇所でもズレているので即除外!

この思考回路を身につけるコツ

最初は時間がかかるかもしれませんが、この思考パターンを繰り返し練習することで、素早く正確な判断ができるようになります。

「消去法」を意識的に活用することで、迷いが生じにくくなり、自信を持って解答できるようになるでしょう。また、複数の選択肢で迷った際も、より確実性の高い判断基準を持つことができます。

まとめ:確実な一歩を積み重ねよう

選択肢問題は「正解探し」ではなく「不正解除外」の発想で臨みましょう。一つひとつの選択肢を冷静に分析し、確実に間違っているものから除外していく。

この思考回路をマスターすれば、選択肢問題はもう怖くありません!
今日から早速実践して、確実な正答率アップを目指しましょう。

小島一浩

小島 一浩Kojima Kazuhiro

早稲田大学法学部を卒業後、塾講師としての道を歩みはじめ、市進学院やサピックスにて中学受験指導に携わってきました。講師歴は20年以上にわたり、御三家をはじめとする最難関校から中堅校まで、幅広いレベルの受験生を指導しております。

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