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【中学受験国語】記述問題の攻略法:結論力が全てを決める
国語2025.09.27
国語の記述問題で思うように点数が取れない…そんな悩みを抱えていませんか?実は、多くの受験生が見落としている決定的なポイントがあります。それは「美しい文章」よりも「正確な結論」の方がはるかに重要だということです。
すべては結論の正確性で決まる!
得点の分かれ道:結論の威力
記述問題の採点では、結論の正確性が最優先されます。どんなに文章が美しくても、結論が間違っていれば容赦なく0点。逆に、文章が多少ぎこちなくても、結論が正しければ部分点を獲得できるのです。
文章が完璧でなくても
確実に点数を積み重ね
どんなに美しい文章でも
無情にも得点なし
物語文「なぜ〜したのか?」問題の必勝パターン
特に物語文でよく出題される「なぜ〜したのか?」という問題には、鉄板の解答パターンがあります。
心情(結論)に全集中せよ!
この順序を守ることで、採点者が求める「論理的な構成」を満たすことができます。まず客観的な事実(出来事)を示し、次にそれによって生じた登場人物の内面(心情)を述べる。この流れが自然で説得力のある解答を作り出します。
実践例で理解を深めよう
「主人公は美しい夕焼けに心を奪われ、その荘厳な光景の前に自然と歩みを止めたのである。まるで時が止まったかのような静寂の中で、彼は深い感動に包まれていた。」
→ 文章は美しいが、文脈を無視した推測のため0点
「友人から裏切られたという事実を知り、ショックで動けなくなったから。」
→ 簡潔だが本文に基づく正確な結論のため満点
「結論力」を鍛える3つのステップ
文章力よりも結論力。これを身につけるための具体的な方法をご紹介します。
ステップ1:本文の根拠を必ず確認
自分の解答が本文のどの部分に基づいているかを明確にしましょう。推測や印象ではなく、確実な根拠を探すことが重要です。
ステップ2:心情表現を的確に選ぶ
「嬉しい」「悲しい」といった単純な表現ではなく、「安堵した」「戸惑った」「後悔した」など、状況に応じた適切な心情語彙を使いましょう。
ステップ3:簡潔性を重視する
長々とした説明よりも、要点を押さえた簡潔な表現の方が高く評価されます。余分な修飾は削り、核心だけを述べることを心がけましょう。
綺麗に書けても的外れなら意味ナシ
シンプルでも正確なら価値アリ
実践で差をつけるコツ
記述問題では「何を書くか」が「どう書くか」よりも重要です。解答を書く前に、まず「この問題の核心は何か?」「求められている結論は何か?」を明確にしましょう。
また、時間配分も重要なポイントです。美しい文章を書くために時間をかけすぎるよりも、正確な結論を素早く見つけることに集中した方が、確実に得点できます。
記述問題攻略の秘訣は「結論力」にあり!
文章の美しさより内容の正確性を重視し、
確実な得点を積み重ねていきましょう。