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【中学受験国語】読むスピードが遅い本当の原因は?「メリハリ読み」で解決する方法
国語2025.11.23
読むスピードが遅い本当の原因は?「メリハリ読み」で解決する方法
「うちの子、本文を読むのがとにかく遅くて……」というお悩み、よく耳にします。
読解問題では、限られた時間内に文章を読んで答えなければなりません。読むスピードが遅いと、それだけで大きなハンディキャップになってしまいます。
でも実は、読むスピードが遅いお子様の多くに共通する原因があるのです。今回は、その原因と具体的な対策をご紹介します。
原因:本文全体を「メリハリなく」読んでいる
読むスピードが遅いお子様を観察すると、本文全体をずっと同じペースで読んでしまっているケースが非常に多いです。
真面目なお子様ほど、すべての文を丁寧に、じっくりと読もうとします。しかし、文章にはメリハリをつけて読むべき箇所と、さらっと流してよい箇所があるのです。
対策:文章を2つに分類する
読むスピードを上げるための効果的な方法は、文章を2つに分類して読む練習をすることです。
◆絶対に読むべき箇所
- 接続詞:「しかし」「だから」「つまり」など、文章の流れを示す重要な言葉
- 指示語:「これ」「それ」「そのような」など、前の内容を指す言葉
- 重要語句:筆者の主張や、繰り返し出てくるキーワード
これらは文章の「骨格」となる部分です。ここを丁寧に読むことで、全体の流れや要点をつかむことができます。
◆さらっと読んでよい箇所
- 具体例:「たとえば」「例えば」のあとに続く部分
- 説明:すでに理解できている内容の補足や詳細
これらは文章の「肉付け」の部分。理解の助けにはなりますが、すべてを精読する必要はありません。
分からない箇所があっても「戻らない」
もう一つ重要なポイントがあります。それは、分からない箇所があっても戻らないことです。
読み進めているうちに、後の文章で説明されたり、文脈から意味が理解できたりすることは多々あります。その都度立ち止まって戻っていては、時間がいくらあっても足りません。
「全部理解しよう」とするお子様は要注意
真面目で完璧主義なお子様ほど、「全部を理解しなければ」と焦って、その都度立ち止まってしまいます。
しかし、これではスピードは上がりません。むしろ、細部にこだわりすぎて全体の流れを見失ってしまうこともあります。
「とりあえず最後まで読む」という姿勢が、結果的に理解度もスピードも向上させるのです。
実践のコツ:まずは印をつける練習から
いきなりメリハリをつけて読むのは難しいかもしれません。まずは、以下の練習から始めてみましょう:
- 接続詞に◯をつける
- 指示語に下線を引く
- 「たとえば」などの具体例の合図に△をつける
印をつけながら読むことで、どこを重点的に読むべきか、どこを流してよいかが自然と意識できるようになります。
まとめ:スピードアップの鍵は「メリハリ」
読むスピードが遅い原因は、多くの場合「メリハリのない読み方」にあります。
- 接続詞・指示語・重要語句は絶対に読む
- 具体例・説明はさらっと読む
- 分からない箇所があっても戻らない
この3つのポイントを意識して練習することで、読むスピードは確実に向上していきます。
すべてを完璧に理解しようとせず、まずは「全体の流れをつかむ」ことを優先しましょう。メリハリをつけた読み方が身につけば、スピードだけでなく理解度も自然と上がっていきますよ!