国語が苦手なサピックス生が「今すぐ」やるべきこと
Bテキストに振り回されない!成績を底上げする「Aテキスト活用術」
サピックスに通いながら、国語の成績が伸び悩んでいるお子さんの保護者の方へ。毎週配られる膨大な記述中心のテキストを見て、「うちの子には難しすぎるのでは……」と溜息をついてしまうこともあるかもしれません。
サピックスの国語は、確かにハイレベルです。しかし、「苦手」を「普通」に、そして「得意」に変えるためのヒントは、実は最も身近なところに隠されています。今回は、塾のカリキュラムを最大限に活かし、着実に得点力を上げるための学習ポイントを整理しました。
成績向上のための3大鉄則
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1
漢字・語彙の完全定着: 失点を防ぐ「最強の守り」を固める
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2
Aテキストの徹底復習: 難問(Bテキ)より、まずは基本の「型」を習得
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3
解答冊子の「読み込み」: 答えではなく「解き方」をコピーする
1. 漢字・知識問題は「朝のルーティン」にする
国語が苦手なお子さんに共通しているのは、読解問題の前に「知識問題」で取りこぼしているという点です。漢字や語句、文法は、ひらめきではなく「知っているか、知らないか」だけの世界です。つまり、やれば必ず点になります。
1日15分、朝食後や寝る前など決まった時間に「漢字の学習」を組み込みましょう。週に1回の猛勉強より、1日5分を7日間続ける方が、記憶の定着率は遥かに高くなります。ここで満点を取る癖がつくと、「自分も国語で点が取れるんだ」という自信にもつながります。
2. 魔法の杖は「Aテキスト」にあり
サピックスの国語には、知識と読解の基礎を扱う「Aテキスト」と、長文記述に特化した「Bテキスト」があります。成績が振るわないと、どうしても配点の高いBテキストの記述ばかりに目が行きがちですが、実は改善の鍵は「Aテキスト」にこそあります。
「解答冊子」は最強のカンニングペーパー
Aテキストの解答冊子をじっくり見たことはありますか? そこには単なる正解だけでなく、サピックスが誇るプロ講師たちが「本文のどこに注目し、どう線を引いたか」の全てが凝縮されています。
- 線を引く練習: 「先生をやってみたよ」のコーナーを参考に、本文の同じ場所に線を引いてみましょう。「なるほど、ここが心情の変化のポイントなんだ」と手を動かして実感することが、読解の第一歩です。
- 解法の型を知る: 選択肢問題での「消去法の根拠」や、抜き出し問題の「探し方」が丁寧に解説されています。これを熟読するだけで、感覚に頼らない論理的な解き方が身についていきます。
3. 焦ってBテキストを深追いしない
Bテキストの長文読解は、偏差値が高い子でも苦戦する代物です。基礎が不安定な状態でBテキストの直しを延々とやらせると、国語がさらに嫌いになってしまうリスクがあります。
保護者の方へアドバイス:
まずはAテキストの問題を完璧に理解すること。そこで「解き方のルール」を学んだ後にBテキストを眺めると、不思議と「あ、これはさっきAテキストでやった『言い換え』の問題だな」と気づけるようになります。急がば回れ、です。
まとめ:一歩ずつ、着実に
国語の成績アップは、算数のように「公式を覚えて即解決」とはいきません。しかし、サピックスのカリキュラムを正しく使えば、必ず道は開けます。
- 毎日、漢字・言葉のナビを回す。
- Aテキストの解説を「音読」して、解き方の理屈を頭に入れる。
- 「先生の線の引き方」を自分のテキストに再現する。
まずはこの3つを、次のマンスリーテストまで継続してみてください。
一度に全部できなくても大丈夫。Aテキストという「宝の山」を信じて、1ページずつ自分のものにしていきましょう。地道な努力は、入試本番であなたを助ける最強の武器になります!