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【中学受験国語】塾の授業後、たった2つの質問でお子様の学習状況が見えてくる

国語

2025.12.16

【中学受験国語】塾の授業後、たった2つの質問でお子様の学習状況が見えてくる

塾の授業後、たった2つの質問でお子様の学習状況が見えてくる

お子様を塾に通わせているご家庭は多いと思います。でも、「塾でちゃんと勉強できているのか」「授業の内容を理解しているのか」、実際のところは見えにくいものです。

テストの点数や宿題の出来だけでは分からない、お子様の学習状況をリアルタイムで把握する方法があります。それが、授業後のシンプルな質問です。

授業後に聞いてほしい2つの質問

塾から帰ってきたお子様に、次の2つを聞いてみてください。

①「今日は授業でどんな話を読んだの?」

国語の授業であれば、どんな文章を扱ったのか。物語なのか説明文なのか、どんなテーマだったのか。

この質問にスムーズに答えられるかどうかで、お子様が授業に集中していたかが分かります。

ただ座っているだけ、ぼんやりと時間を過ごしているだけでは、文章の内容は頭に残りません。逆に、きちんと授業に向き合っていれば、少なくとも「今日はこんな話だった」という程度は説明できるはずです。

②「先生からどんなことを教えてもらったの?」

授業で先生が強調したポイント、教えてくれたテクニック、注意するべき点など、「何を学んだか」を聞いてみます。

この質問への答えで、お子様が授業内容を理解しているかが見えてきます。

「なんか色々言ってた」「忘れた」といった曖昧な返答が続くようなら、話を聞いていても理解が追いついていない可能性があります。一方、「接続詞に注目するといいって言ってた」「この選択肢が間違いな理由は○○だって」など具体的に答えられれば、しっかり学びを吸収できている証拠です。

要領を得ない返答は、重要なサイン

もしお子様の答えが、

  • 「えっと…よく覚えてない」
  • 「なんか難しい話だった」
  • 「忘れちゃった」
  • 「いつも通りの授業だよ」

といった具体性のないものばかりだったら、注意が必要です。

これは、次のいずれかの可能性を示しています:

可能性①:授業に集中できていない

疲れていたり、他のことを考えていたり、あるいは授業のペースについていけず気持ちが離れてしまっている状態です。

物理的には教室にいても、心ここにあらずでは学習効果は期待できません。

可能性②:内容を理解できていない

授業を真面目に聞いてはいるものの、先生の説明が難しすぎる、前提知識が足りない、などの理由で理解が追いついていない場合です。

この状態が続くと、お子様は授業が「分からない時間」になってしまい、やる気も低下していきます。

早期発見が対策の鍵

この2つの質問の素晴らしいところは、問題を早期に発見できる点です。

テストの点数が下がってから気づくのでは遅すぎます。その頃には、すでに数週間から数ヶ月分の授業で「分からない」が積み重なっている可能性があります。

でも、授業後の質問を習慣にしていれば、「今週から急に答えられなくなった」「最近、返答が曖昧になっている」といった変化にすぐに気づけるのです。

対策:気づいたらすぐに行動を

もしお子様の返答から「集中できていない」「理解できていない」と感じたら、早めに対策を取りましょう。

塾の先生に相談する

「最近、授業の内容をあまり説明できないんです」と素直に伝えてみてください。先生から見た授業中の様子や、理解度について情報をもらえるはずです。

家庭でのフォローを考える

授業の復習を一緒にやる、分からない箇所を聞き出して教える、必要なら個別指導や家庭教師の追加も検討する、といった選択肢があります。

生活リズムを見直す

疲れや睡眠不足が原因で集中できていないなら、習い事の量やスケジュールの調整が必要かもしれません。

質問のコツ:詰問にならないように

この質問をするときに大切なのは、詰問や尋問にならないことです。

「ちゃんと授業聞いてたの!?」「何しに塾行ってるの!?」と責める口調になると、お子様は萎縮して本当のことを話さなくなります。

あくまで興味を持って聞くスタンスで:

  • 「今日の授業、どうだった?」
  • 「面白い話だった?」
  • 「先生、何か役立つこと教えてくれた?」

こんな風に、会話の流れの中で自然に聞いてみてください。

習慣化することで見えてくるもの

この質問を毎回の習慣にすると、お子様にも良い効果があります。

「帰ったらお母さんに説明しなきゃ」という意識が芽生えると、自然と授業に集中するようになるのです。また、口に出して説明することで、学んだ内容の定着も良くなります。

つまり、この質問は確認であると同時に、学習効果を高める仕掛けにもなるのです。

まとめ:塾の効果を最大化するために

塾に通わせているだけで安心してしまいがちですが、本当に大切なのは塾での時間が有意義に使えているかです。

お子様が帰宅したら、ぜひこの2つを聞いてみてください:

  1. 「今日は授業でどんな話を読んだの?」
  2. 「先生からどんなことを教えてもらったの?」

答えの内容が、お子様の学習状況を教えてくれます。そして、早期に問題に気づくことで、適切な対策を打つことができます。

たった2つの質問ですが、お子様の学びの質を大きく変える可能性を秘めています。今日から、ぜひ試してみてください。


小島一浩

小島 一浩Kojima Kazuhiro

早稲田大学法学部を卒業後、塾講師としての道を歩みはじめ、市進学院やサピックスにて中学受験指導に携わってきました。講師歴は20年以上にわたり、御三家をはじめとする最難関校から中堅校まで、幅広いレベルの受験生を指導しております。

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