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青稜中学校 国語入試問題の出題傾向分析

入試傾向

2025.12.01

青稜中学校 国語入試問題の出題傾向分析

青稜中学校 国語入試の出題傾向と対策を徹底分析

近年、人気が急上昇している青稜中学校。品川区にある共学の中高一貫校として、充実した学習環境と高い進学実績で注目を集めています。

この記事では、青稜中学校の国語入試の出題傾向を詳しく分析し、合格のための具体的な対策をご紹介します。

青稜中学校 国語の基本構成

青稜中学校の国語入試は、例年以下の構成になっています。

大問数:4題

  • 大問1:物語文(小説)
  • 大問2:説明文(論説文)
  • 大問3:知識問題
  • 大問4:知識問題

解答形式

  • 記号選択問題
  • 書き抜き問題(抜き出し)
  • 空欄補充問題
  • 記述問題

記号選択や書き抜きが中心ですが、記述問題も必ず出題されるため、基本的な国語力が幅広く問われる構成となっています。

最大の特徴:会話形式の設問

青稜中学校の国語で最も特徴的なのが、「本文に関する感想を複数人で話し合う設問」です。

どんな形式なのか?

複数の生徒が本文について話し合う会話文が提示され、その会話の中に空欄が設けられています。受験生は以下のような形で答えます:

  • 本文からの抜き出し
  • 自分自身で考えて答える問題
  • 選択肢から選ぶ問題

この形式は近年の入試で増えている傾向であり、青稜中学校では頻出です。単なる読解力だけでなく、本文の要旨を的確に把握し、それを会話の文脈に合わせて表現する力が求められます。

なぜこの形式が難しいのか?

通常の読解問題とは異なり、以下の点で難易度が上がります:

  1. 複数の視点を理解する必要がある:会話の参加者それぞれの意見や視点を追わなければならない
  2. 文脈を維持する必要がある:会話の流れに沿った適切な表現を選ばなければならない
  3. 本文理解が前提:本文の要旨が正確に理解できていないと、会話の空欄が埋められない

物語文の出題傾向

よく出題される内容

  • 登場人物の心情理解
  • 心情変化の理由
  • 表現技法(比喩、擬人法など)
  • 場面の様子や状況

出典の特徴

明治時代の作家による作品から現代作家の作品まで、幅広い時代の作品が出題されます。古めかしい表現にも対応できる読解力が必要です。

対策のポイント

  • 心情を表す言葉に注目:「嬉しい」「悲しい」といった直接的な表現だけでなく、行動や情景描写から心情を読み取る練習をする
  • 場面の転換を意識:時間や場所が変わるポイントを押さえながら読む
  • 会話文の役割を考える:誰のどんな心情を表しているのか考えながら読む

説明文の出題傾向

よく出題される内容

  • 筆者の主張の理解
  • 対比される二つの要素の違い
  • 具体例と抽象的な説明の関係
  • 段落の役割や要旨

最近の出題例

「科学」についての文章で、二つの要素の違いを説明する問題が出題されました。このように、対比構造を正確に読み取る力が重視されています。

対策のポイント

  • 接続詞を徹底マーク:「しかし」「つまり」「また」などの接続詞に○をつけながら読む習慣をつける
  • 対比構造を可視化:AとBが比較されている箇所には、異なる記号(△と□など)をつける
  • 筆者の主張を探す:「〜である」「〜べきだ」「〜ではないだろうか」などの表現に注目

知識問題の出題傾向

出題範囲

  • 漢字:読み・書き両方が出題される
  • 語句:四字熟語、慣用句、ことわざ
  • 文法:品詞、敬語など
  • 表現技法:比喩、擬人法、体言止めなど

対策のポイント

知識問題は確実に得点すべき分野です。読解問題で難しい設問があっても、知識問題で得点を積み上げられれば合格に近づきます。

  • 日々のコツコツ学習:毎日少しずつ、漢字や語句を覚える習慣をつける
  • 読書の中で学ぶ:本を読む際に、知らない言葉や表現をメモして調べる
  • 過去問で傾向を把握:よく出る漢字や語句のパターンを過去問から見つける

記述問題の対策

青稜中学校では、記号選択や書き抜きが中心とはいえ、記述問題も毎年出題されます。

求められる記述力

  • 本文の内容を的確にまとめる力
  • 指定された字数内に収める構成力
  • 本文の表現を活用しつつ、自分の言葉でまとめる力

記述問題の具体的な対策

  1. まず該当箇所を本文から探す:いきなり書き始めず、本文のどこに答えがあるか探す
  2. キーワードを拾い出す:使うべき重要な言葉を本文から抜き出す
  3. 主語・述語を明確に:「誰が」「何を」「どうした」を意識する
  4. 字数の8割以上を埋める:極端に短いと減点の可能性がある

時間配分の目安

青稜中学校の国語は、読解力だけでなく情報処理能力も問われます。限られた時間内で、すべての問題に取り組む計画性が必要です。

推奨される時間配分

  • 知識問題(大問3・4):10〜15分
  • 物語文(大問1):20〜25分
  • 説明文(大問2):20〜25分
  • 見直し:5〜10分

時間配分のコツ

  • 解ける問題から解く:知識問題は確実に得点できるので、最初に片付ける
  • 会話形式問題に時間をかける:青稜中学校の特徴的な問題なので、ここで点を取れるかが合否を分ける
  • 記述問題は後回しにしない:時間切れで白紙になるのを避けるため、早めに取り組む

過去問演習の進め方

いつから始めるべきか

青稜中学校を志望するなら、遅くとも夏休み明けの9月から過去問演習を始めることをおすすめします。特に国語は、会話形式の設問に慣れるために、十分な演習時間が必要です。

何年分解くべきか

理想は最低5年分、できれば7〜10年分です。特に会話形式の問題は、形式に慣れることで解答スピードが上がります。

過去問の使い方

  1. 本番と同じ時間で解く:時間を計り、緊張感を持って取り組む
  2. 解き直しを丁寧に:なぜ間違えたのか、どこを見落としたのか分析する
  3. 会話形式問題を重点的に:この形式の問題だけを集中的に演習するのも効果的
  4. 記述問題は添削を受ける:自己採点が難しいので、先生や家庭教師に見てもらう

日頃の学習で意識すべきこと

読書習慣

青稜中学校の国語で高得点を取るには、日頃からの読書が不可欠です。幅広いジャンルの本を読むことで:

  • 読解スピードが上がる
  • 語彙力が増える
  • 様々な文体に慣れる

要約練習

会話形式の設問は、結局のところ本文の要旨を的確に把握できているかを問うています。日頃から:

  • 読んだ文章を自分の言葉でまとめる
  • 段落ごとの要点を書き出す
  • 筆者の主張を一文で表現する

こうした練習を続けることで、本番での対応力が格段に向上します。

音読の習慣

特に物語文では、音読することで登場人物の心情が理解しやすくなります。会話文を実際に声に出して読むことで、誰が何を言っているのか整理できます。

青稜中学校の国語で合格点を取るために

得点戦略

青稜中学校の国語で合格点を取るには、以下の戦略が有効です:

  1. 知識問題で満点を狙う:ここで取りこぼしをしないことが基本
  2. 書き抜き問題を確実に:本文から探せば必ず答えがあるので、丁寧に探す
  3. 会話形式問題で差をつける:ここが最大の勝負どころ。十分な対策を
  4. 記述問題で部分点を稼ぐ:完璧でなくても、キーワードを含めて書けば部分点がもらえる

やってはいけないこと

  • 会話形式問題を飛ばす:難しそうだからと避けると、大きな失点になる
  • 知識問題を後回しにする:時間切れで確実な得点を逃すリスクがある
  • 記述問題を白紙で出す:何か書けば部分点の可能性がある

まとめ:青稜中学校国語攻略のポイント

青稜中学校の国語入試を攻略するには、以下の5つのポイントを押さえましょう:

  1. 会話形式の設問に慣れる:過去問を繰り返し、この独特な形式に対応できるようにする
  2. 本文の要旨を素早く把握する力を養う:接続詞、対比構造、筆者の主張を意識した読み方を習慣化する
  3. 知識問題で確実に得点:漢字・語句は日々コツコツと積み重ねる
  4. 記述問題の基本を固める:主語・述語を明確にし、本文の表現を活用する技術を身につける
  5. 時間配分を意識した演習:本番と同じ条件で過去問を解き、自分に合った解答順序を確立する

青稜中学校は、基礎的な国語力を幅広く問う良問が揃っています。奇をてらった問題ではなく、本当の読解力があれば必ず解ける問題です。

特に会話形式の設問は、青稜中学校ならではの特徴です。この形式に早めに慣れておくことが、合格への近道となるでしょう。

日々の学習の積み重ねと、的確な過去問演習で、ぜひ合格を勝ち取ってください!


小島一浩

小島 一浩Kojima Kazuhiro

早稲田大学法学部を卒業後、塾講師としての道を歩みはじめ、市進学院やサピックスにて中学受験指導に携わってきました。講師歴は20年以上にわたり、御三家をはじめとする最難関校から中堅校まで、幅広いレベルの受験生を指導しております。

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