🎯 5年生は受験勉強の本格始動!
5年生は中学受験において最も重要な学年です。4年生で学んだ基礎の上に、本格的な読解技術と記述力を積み上げる時期。この1年間の努力が6年生の飛躍を左右します。週3〜4回の通塾が始まり、学習量も大幅に増えますが、正しい方法で取り組めば確実に力がつきます。
📊 5年生の学習計画(週間スケジュール例)
| 曜日 | 学習内容 | 目安時間 |
|---|---|---|
| 月曜日 | 授業の復習、漢字練習、宿題 | 60分 |
| 火曜日 | 記述問題演習、読書 | 50分 |
| 水曜日 | 授業日(復習は翌日) | – |
| 木曜日 | 水曜授業の復習、語句・文法 | 60分 |
| 金曜日 | 授業日(復習は翌日) | – |
| 土曜日 | 金曜授業の復習、週テスト対策 | 90分 |
| 日曜日 | 週テスト、間違い直し、総復習 | 120分 |
📚 1. 毎日の基礎学習(必須項目)
漢字・語句の徹底強化
- 漢字(毎日15分): 新出漢字10個+復習5個。書き順・とめ・はね・はらいを正確に
- 熟語学習: 一つの漢字から複数の熟語を派生的に覚える(例:「観」→観察、観光、観客、主観)
- 四字熟語・慣用句: 週に10個。意味と使い方をセットで覚える
- 対義語・類義語: 語彙カードを作り、通学時間に復習
- 語源学習: 漢字の成り立ちを理解すると記憶に残りやすい
⚠️ 5年生の漢字は難化します
「譲」「奏」「敬」など画数の多い漢字が増えます。毎日コツコツ練習しないと、6年生で取り返すのが困難になります。漢字テストで90点以下の場合は学習方法を見直しましょう。
「譲」「奏」「敬」など画数の多い漢字が増えます。毎日コツコツ練習しないと、6年生で取り返すのが困難になります。漢字テストで90点以下の場合は学習方法を見直しましょう。
📖 2. 読解力を劇的に伸ばす方法
文章読解の基本ステップ
- 設問分析(2分) – すべての設問に目を通し、「何を聞かれているか」「どこに注目すべきか」を把握
- 本文通読(物語文10分、説明文12分) – 重要箇所に線を引きながら読む。接続詞、指示語、心情語、対比表現は必ずマーク
- 段落要約(各1行) – 各段落の内容を一言でまとめる習慣をつける
- 設問解答(15〜20分) – 根拠を本文から必ず探す。「なんとなく」で解かない
- 見直し(3分) – 記述の文末、抜き出しの字数、選択肢の見落としをチェック
物語文の攻略法
- 心情把握: 登場人物の気持ちの変化を追う。「なぜそう思ったのか」を常に考える
- 場面分け: 時間・場所・登場人物の変化で場面を区切って理解
- クライマックス発見: 主人公の心情が大きく変わる場面を見つける
- 伏線に注目: 「なぜこの描写があるのか」を考えながら読む
- 比喩・象徴: 天気、色、自然描写が心情を表していることが多い
説明文・論説文の攻略法
- 主張を見抜く: 筆者の一番言いたいことは何か。結論部分を特定
- 対比構造: 「AではなくB」「従来は〜、しかし〜」などの対比に注目
- 具体と抽象: 「つまり」「例えば」の前後で内容を整理
- 接続詞マスター: 「しかし」「つまり」「また」などで論理展開を追う
- 段落関係図: 序論・本論・結論の構造を図式化して理解
✍️ 3. 記述問題の完全攻略
記述力向上の5ステップ
- 設問要求の把握 – 「理由」「気持ち」「内容」など、何を答えるべきか明確に
- 根拠箇所の特定 – 本文のどこに答えがあるか線を引く(複数箇所の場合も)
- 要素の抽出 – 答えに必要な要素を箇条書きでメモ
- 文章構成 – 「〜なので、〜という気持ち」など、型に当てはめる
- 字数調整 – 指定字数の8割以上を目標に。削るより足す方が難しい
よくある記述パターンと型
- 理由を答える: 「〜だから」「〜ため」で終わる。「〜が〜なので、〜だから」
- 気持ちを答える: 心情語+理由。「〜を〜と思い、〜という気持ち」
- 内容説明: 「〜は、〜ということ」「〜が〜する様子」
- 具体化・抽象化: 「例えば〜」「つまり〜」を使って展開
- 対比: 「〜ではなく〜」「〜に対して〜」
💡 記述は毎日1問必ず解く
記述力は一朝一夕では身につきません。毎日1問でいいので、丁寧に解いて添削を受けましょう。模範解答と自分の答案を比較し、「何が足りなかったか」を分析する習慣が重要です。
記述力は一朝一夕では身につきません。毎日1問でいいので、丁寧に解いて添削を受けましょう。模範解答と自分の答案を比較し、「何が足りなかったか」を分析する習慣が重要です。
🏫 4. 授業の効果を最大化する方法
予習のポイント
- 文章の通読: 授業前に1回読んでおく(30分)
- わからない語句: 事前に調べておくと授業理解が深まる
- 設問の確認: どんな問題が出ているか見ておく
授業中の取り組み方
- メモの工夫: 先生の「ここ重要」という言葉は必ずメモ。色ペンで目立たせる
- 発問への反応: 指されなくても自分なりの答えを常に考える
- 他の生徒の答え: 「その考え方もあるのか」と吸収する姿勢
- 質問する: 分からないことは授業後に必ず質問。溜め込まない
復習の黄金ルール
- 当日中(必須): 授業のノート見返し、音読1回(20分)
- 翌日(必須): 問題の解き直し。間違えた問題は「なぜ間違えたか」を分析(40分)
- 3日後: もう一度本文を読み、重要問題を解き直す(30分)
- 週末: その週の全授業内容を総復習(60分)
📝 5. テスト対策の戦略
週テスト対策(土日)
- 土曜午前: その週の授業テキストを全て読み直す
- 土曜午後: 重要問題の解き直し、記述問題の添削確認
- 土曜夜: 漢字・語句の総復習、暗記事項の確認
- 日曜朝: 時間を計って過去の週テストを1回分解く
- テスト直前: 漢字・慣用句を最終チェック
組分けテスト・月例テスト対策(2週間前から)
- 14日前〜: 範囲の確認、学習計画表の作成
- 10日前〜: 全テキストの読み直し、重要問題の総復習
- 7日前〜: 間違いノートの見直し、苦手分野の集中学習
- 3日前〜: 過去問演習(時間を計って)、記述問題の最終確認
- 前日: 漢字・語句の総復習、軽めの問題で調子を整える
テスト中の時間配分(50分の場合)
- 漢字・語句(8分): 確実に満点を狙う部分。ケアレスミスに注意
- 知識問題(5分): 文法、語句、文学史など
- 読解問題1(15分): 選択・抜き出しを先に、記述は後回し
- 読解問題2(15分): 同様の戦略で
- 記述問題(5分): 時間配分を守る。字数の8割は書く
- 見直し(2分): 記述の文末、抜き出しの字数確認
📚 6. 読書戦略(5年生版)
効果的な読書方法
- 量より質: 週に1冊しっかり読む方が、斜め読み3冊より効果的
- ジャンル分散: 物語:説明文:随筆 = 5:3:2 のバランスで
- 読書ノート: タイトル、あらすじ、感想、印象的な表現をメモ
- 精読と速読: 1冊は丁寧に、1冊はスピード重視で読む
- 親子読書会: 月1回、同じ本を読んで感想を話し合う
5年生におすすめの本
📓 7. ノート・教材の使い方
効果的なノート術
- 授業ノート: 日付、タイトル、重要ポイントを色分け。余白を広く取る
- 間違いノート: 間違えた問題、理由、正解、類題を記録。定期的に見返す
- 語彙ノート: 新出語句、意味、例文、関連語をまとめる
教材の優先順位
- 第1優先: 早稲アカのテキスト(予習シリーズなど)を完璧に
- 第2優先: 週テスト・組分けテストの解き直し
- 第3優先: 夏期・冬期講習のテキスト
- 余裕があれば: 市販の読解問題集、語彙問題集
👨👩👧 8. 保護者のサポート方法
学習面でのサポート
- 記述の添削: 週に2〜3回、記述問題を一緒に見直す。「ここまで書けてるね」と認めつつ、「ここをもっと具体的に」とアドバイス
- 音読を聞く: 週1回は音読を聞き、内容について対話する
- テストの分析: 点数だけでなく、「どこで間違えたか」「何が理解できていないか」を一緒に確認
- スケジュール管理: 学習計画を一緒に立て、実行状況をチェック
メンタル面でのサポート
- プレッシャーをかけすぎない: 「頑張ってるね」「少しずつ伸びてるよ」と過程を評価
- 比較しない: 他の子や兄弟と比べず、本人の成長を見る
- 休息の確保: 週に1回は完全休養日を。心身のリフレッシュも大切
- 相談相手になる: 塾での悩み、勉強の不安を聞き、一緒に解決策を考える
- 塾との連携: 気になることは担任の先生に相談。家庭と塾で情報共有
⚠️ 5年生は伸び悩みの時期
5年生後半から成績が停滞したり下がったりすることがよくあります。これは学習内容が難しくなるため当然のこと。焦らず、基礎を固め直すことが大切です。この時期を乗り越えれば、6年生で大きく伸びます。
5年生後半から成績が停滞したり下がったりすることがよくあります。これは学習内容が難しくなるため当然のこと。焦らず、基礎を固め直すことが大切です。この時期を乗り越えれば、6年生で大きく伸びます。