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本郷中学校 入試国語の出題傾向分析

入試傾向

2025.11.02

本郷中学校 入試国語の出題傾向分析

本郷中学校 国語の出題傾向分析

本郷中学校の国語は、受験生にとって「解きやすさ」を感じさせる標準的な良問が多い一方、合格平均点が高くなる傾向があります。ミスを最小限に抑え、確実に取り切る力が求められます。

試験時間 50分
配点 100点
大問構成 大問1:漢字の書き取り
大問2:知識事項(語彙・文法)
大問3:論説・説明文
大問4:小説・物語文

1. 出題の最大の特徴:知識問題の独立

近年、多くの私立中が知識問題を読解の中に組み込む中、本郷は「知識問題」を大問として独立させています。ここで20点〜25点分程度の配点があるため、知識の欠如は致命傷となります。

  • 漢字の書き取りは10問程度。難問奇問は少ないが、トメ・ハネ・ハライまで厳格に採点されます。
  • ことわざ、慣用句、四字熟語、語句の使い分けが頻出です。

2. 読解問題の傾向(大問3・4)

【論説・説明文】

文章量は5,000字程度と標準的。テーマは多岐にわたりますが、論理構成がはっきりした文章が選ばれます。接続詞の空欄補充や、指示語の内容を問う設問など、「国語の基本作法」が身についているかを問う形式が中心です。

【小説・物語文】

少年・少女の成長や、家族間の微妙な心理変化を扱った作品が好まれます。設問は選択肢が中心ですが、選択肢の文面が長めで、「本文の表現を絶妙に言い換えたもの」を見抜く必要があります。

3. 記述問題のレベル

30字〜60字程度の短文記述が数問出題されます。早稲田系のような高度な要約力というよりは、「本文の該当箇所を素早く見つけ出し、設問の要求に合わせて整える」力が試されます。空欄にせず、部分点を確実に取りに行く姿勢が合否を分けます。

攻略の鍵:

本郷合格のポイントは、「時間配分」と「知識の完勝」です。大問1・2の知識系を8分〜10分以内で終わらせ、残りの40分を読解にフル活用するリズムを体に叩き込みましょう。高得点勝負になるため、読解での「ケアレスミス(設問条件の読み飛ばし)」は厳禁です。

今後の対策アドバイス

  1. 漢字・語彙の徹底: 毎日10分のルーチンとして、漢字と語彙集を完璧に仕上げる。
  2. 過去問での時間計測: 50分という時間は、記述で迷うとあっという間に過ぎます。大問ごとのラップタイムを意識した演習が必要です。
  3. 選択肢の消去根拠の明確化: 「なんとなく」で選ばず、「この一言が本文と違う」と根拠を持って消去する練習を。
小島一浩

小島 一浩Kojima Kazuhiro

早稲田大学法学部を卒業後、塾講師としての道を歩みはじめ、市進学院やサピックスにて中学受験指導に携わってきました。講師歴は20年以上にわたり、御三家をはじめとする最難関校から中堅校まで、幅広いレベルの受験生を指導しております。

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