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【中学受験国語】10分の「印付け」が偏差値を分ける!キーワードを武器にする説明文読解法

国語

2026.02.06

【中学受験国語】10分の「印付け」が偏差値を分ける!キーワードを武器にする説明文読解法

「国語の勉強をさせたいけれど、算数や理科に追われて時間が全く足りない」
「読解問題を一問解かせるだけで1時間以上ダラダラ過ごし、結局何も身についていない気がする」

中学受験生を持つご家庭から、こうした悲鳴に近いご相談を毎日のようにいただきます。特に6年生ともなれば、塾の宿題をこなすだけで精一杯。国語の「解き直し」や「丁寧な演習」は、ついつい後回しにされがちです。

そんな多忙を極める受験生におすすめしたいのが、あえて問題を最後まで解かずに「文章の構造を読み取る力」だけを短時間で劇的に鍛えるトレーニングです。今回は、説明文・論説文を攻略するための「印付けの技術」を徹底解説します。

1. 【最短学習】「解く」を捨てて「印」に集中する

記述問題を一問一問、原稿用紙に埋めていく作業には膨大なエネルギーと時間が必要です。しかし、その前段階である「筆者の意図を掴む」作業ができていなければ、いくら書く練習をしても得点には結びつきません。

時間が限られている家庭学習では、思い切って「書く」ことを一旦横に置き、以下の2点だけを徹底して練習してみてください。これだけで、文章を構造的に捉えるセンスが飛躍的に磨かれます。

  • キーワード(話題の中心)に「◯」をつける
  • その言葉の意味(定義・説明)に「波線」を引く

この「見つける・繋げる」というシンプルな作業を繰り返すことで、初見の難しい文章でも頭の中で情報が整理され、「迷子」にならない読解力が養われます。

2. 筆者からのメッセージ!キーワードを見抜く5つのサイン

「どこに◯をつければいいか分からない」というお子様のために、筆者が読者に送っている「ここが重要だよ!」という合図(サイン)を5つに整理しました。まずはこの5点を探す「宝探し」から始めてみましょう。

① 冒頭の「宣言」
文章の最初の数行には、その文章のテーマが凝縮されています。ここで登場した見慣れない言葉や概念が、その後の数千字を支配する「王様」になります。
② 繰り返し(リフレイン)
形を変え、言葉を変えて何度も登場する語句。これは筆者が「絶対に誤解してほしくない、最重要事項」である証拠です。
③ 強調の「 」(カギかっこ)
会話文ではないのに括られている言葉は、「本来の意味とは違う特別な使い方をしていますよ」という筆者のこだわり。記述問題の核になることが多いです。
④ その道の専門用語
哲学、言語学、生物学など、その分野特有の言葉。これは筆者が読者と共有したい「思考の土台」です。
⑤ 筆者独自の「ネーミング(造語)」
「私はこれを〇〇と呼びたい」「世間ではAというが、私はBと名付ける」。こうした筆者独自の定義こそが、設問で最も問われる「核心」です。

3. 「定義」を捕まえれば、記述の骨組みが出来上がる

キーワードを見つけたら、セットでその「定義(意味説明)」を捕まえましょう。筆者は親切ですから、多くの場合、キーワードの直後や段落の最後にその説明を配置しています。

⚠️ 難関校を狙う場合の注意点

難関校の論説文では、辞書のような分かりやすい定義は書かれていません。代わりに、「複数の具体例」を積み重ねることで、読者にその概念をイメージさせるという手法を取ります。

この「バラバラに散らばった具体例を拾い集め、筆者が言いたい抽象的な結論へとまとめ上げる力」こそが、合否を分ける本物の記述力となります。

国語は「型」から入れば怖くない

「キーワードに丸をつける」「定義に線を引く」。
このシンプルな習慣が、なんとなく文字を追うだけの「読書」を、戦略的に点数をもぎ取る「読解」へと変えてくれます。

家庭学習での限界を感じたり、難関校特有の「具体例の森」で迷子になっているなら、ぜひ一度ご相談ください。
プロの視点で、お子様の思考回路を「合格仕様」へとアップデートするお手伝いをいたします。

小島一浩

小島 一浩Kojima Kazuhiro

早稲田大学法学部を卒業後、塾講師としての道を歩みはじめ、市進学院やサピックスにて中学受験指導に携わってきました。講師歴は20年以上にわたり、御三家をはじめとする最難関校から中堅校まで、幅広いレベルの受験生を指導しております。

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